ブランド展開刷新、無機系市場に照準
水谷ペイント
水谷ペイントは、昨年上市した水性1液型外壁用上塗り塗料「ナノコンポジットMUKI」を契機に、「ナノコンポジットシリーズ」のリブランドを実施。同シリーズを無機系塗料ブランドに再定義し、高耐候・高付加価値ニーズの取り込みを強めている。
水谷ペイントは、昨年上市した水性1液型外壁用上塗り塗料「ナノコンポジットMUKI」を契機に、「ナノコンポジットシリーズ」のリブランドを実施。同シリーズを無機系塗料ブランドに再定義し、高耐候・高付加価値ニーズの取り込みを強めている。
同社がナノサイズの無機成分(超微粒子シリカ)を有機成分(ラジカル制御型シリコン樹脂)で覆うナノコンポジット樹脂塗料「ナノコンポジットW」を開発したのは2004年。無数の超微粒子シリカを塗膜表面に緻密かつ均一に分散させることで高耐候性、耐汚染性、難燃性、防カビ・防藻性、速乾性などを発揮。環境・安全性と多機能性を両立した3分艶塗料として普及につなげた。その後も、防藻機能を強化した「同W防藻+」、フッ素樹脂タイプの「同F」とラインアップを拡充し、市場におけるポジションを確立してきた。
ただ一方、住宅塗り替え市場においては"無機系"を訴求した高耐候性塗料が台頭。そこで同社は「ナノコンポジットシリーズ」が既に無機系成分を導入した製品であることをアピール。無機系塗料であることを明確にし、ブランド力の強化につなげる狙いがある。
その「ナノコンポジットシリーズ」の最上位グレード品に位置づけるのが「同MUKI」。従来品より更に高性能な無機成分を採用し、期待耐用年数25年の高耐候性を確保。セルフクリーニング機能も保持し、塗り替え周期の長期化によるライフサイクルコストの削減を実現し、販売展開に弾みをつけている。