無機系市場に攻勢、25年耐久を訴求

水谷ペイント

 今年8月、水性1液型外壁用上塗り塗料「ナノコンポジットMUKI」を投入した水谷ペイント。期待耐用年数25年を確保し、高耐候性塗料として訴求を強める無機系塗料市場で存在感を高める考えだ。
 同品は、ナノレベルで無機成分を有機成分で包む「ナノコンポジットシリーズ」共通の独自技術を踏襲しつつ、従来品より更に高性能な超微粒子シリカ(20〜30nm)を採用したのが特長。その超低汚染性、超耐久性を保持する超微粒子シリカをラジカル制御型シリコン樹脂で被覆することで25年に及ぶ耐久性と超低汚染性を両立した。
 西表島での暴露結果によると30カ月で色差(ΔE)2以下を維持し、他社の無機系塗料を上回る耐候性を確認したという。
 後発ながらも同社があえて「MUKI」として無機系塗料市場に攻勢をかける背景には、「ナノコンポジットシリーズ」全製品において既に無機系塗料であることを市場に再認知させる狙いがある。
 同社担当者は「ナノコンポジットWを上市した2004年当時に無機系やラジカル制御という言葉はなかったが、無機成分を有機成分で包むナノコンポジットエマルション樹脂はラジカル制御型無機系塗料そのもの」と説明。開発期間を含めた30年近くに及ぶ無機系塗料の知見と実績を"25年耐久"として示した形だ。
 営業施策では8月に同社ホームページ内にコラムサイト「いろどりコラム」を開設。塗料選びや色について情報を発信している。