既存塗膜がある窯業屋根用のプライマー発売

日本特殊塗料

 「今年の前半は、トランプ関税への不透明感から企業の投資が抑えられ、その影響が少なからずあった」と日本特殊塗料。塗り床工事の中止や延期など営繕投資にもその余波が及び、主力のひとつである塗り床材の販売にも影響した。
 そうした中、塗り床材の分野で安定した販売を続けたのが、水性・薄膜タイプの「水性ユータックA」だ。従来から売れ筋の「水性ユータックSi」をリニューアルしたもので、工場従業者によるセルフメンテナンスなど、より使いやすく進化させた。
 同品は特殊変性アクリル樹脂を使用した艶ありの水性塗り床材。1液水性の低粘度タイプでローラー作業性に優れ、工場などの一般従業員が手軽に使用できる。速乾性で施工後4時間で歩行可能。低温乾燥性に優れ、通年を通して作業ができるなど取り扱いやすさが増した。
 一方、建築塗料分野では、窯業系屋根塗り替え用の1液水性プライマー「TMRプライマー」を投入した。
 同品は、"既存塗膜があるときに使用する水性プライマー"と用途を明確化。プライマーながら一定の膜厚を確保できるので、表面劣化で生じた既存塗膜の微細なひび割れを充填、上塗りの仕上がりを滑らかにする。高極性官能基を持つ特殊樹脂により幅広い既存塗膜に強力に密着。屋根塗料の必須性能である耐水性に優れ、耐溶剤性にも秀でることから水性・溶剤系の多くの上塗塗料を適用できる。薄型化粧スレート瓦や各種スレート屋根など、既存塗膜のある窯業屋根の塗り替え用途で信頼できる下塗材だ。