住宅塗装市況の低迷、「住まいる健診」で活路

木塗協

 「戸建て住宅の塗り替えリフォームは転換期を迎えた」と警鐘を鳴らす木造住宅塗装リフォーム協会(木塗協)の古畑秀幸代表理事。これまで需要をリードしてきた団塊の世代の施主層の引退、外壁材(窯業サイディング)の超耐久化による塗り替えレスの物件の増加など市場の構造的な変化を指摘。「戸建て住宅の塗り替え需要は今後、急速に縮小するのではないか」と厳しい見方を示す。
 そうした中、住宅の外装リフォーム事業者ら木塗協の会員に向けて示すのは、「本物のお客様とマッチングし高額受注を達成する」方向性だ。「家を大切にし、自宅の資産価値の維持向上と長寿命化を真に要望している施主層」とマッチングし、通り一遍の塗り替え提案を越えたワンランク上の外装リフォームへ誘導する戦略だ。
 その手段として活用するのが、同協会が商標登録を済ませている「住まいる健診」。国交省のインスペクションに沿った住宅の劣化診断と、デジタル機器を使った外壁・屋根の精密診断により、その家の健康状態を客観的なデータで提示。それに対するメンテナンス・リフォームプランを提案して、説得力と納得度の高い外装リフォームに誘導する方策だ。
 「有償のサービスのため本気度の高いお客様とマッチングするフィルターにもなる」と有効性を説明。この診断に基づくことで、例えば塗り替えからサイディングの張り替えに誘導し、1,000万円以上の高額受注を達成する会員も出てくるなど実績が増加。木塗協独自の戦略で厳しい市況を突破する。