打ち放しコンクリートで遮熱塗装仕様確立

ピアレックス・テクノロジーズ

 ピアレックス・テクノロジーズはこのほど、打ち放しコンクリートの再現塗装工法「G-PFシステム」において、透明遮熱塗料を組み込んだ遮熱仕様を確立、展開に乗り出した。打ち放しコンクリートの建物の室内の暑さ問題を解消する工法として反響が広がりそうだ。
 同「G-PFシステム遮熱仕様」は、打ち放しコンクリート調の描画塗装工法において、透明遮熱塗料を塗装仕様に追加し、、コンクリート躯体への太陽光の熱の侵入を抑制する。
 コンクリートは熱伝導率と蓄熱性が高く、躯体から放出される熱で室内が暑くなりやすい特性がある。このため打ち放しコンクリートの住宅やオフィスでは「室内の夏の暑さをなんとかしてほしい」といった声や「光熱費が高くなり困っている」利用者も多い。
 同社はこの問題に、透明遮熱塗料の開発で応えた。水性フッ素クリヤーにケイ酸塩鉱物層を形成した顔料を処方し、外観への影響を与えずに太陽光の近赤外線を反射するクリヤー塗料を開発。コンクリート調の模様描画の後にこのクリヤー層を挟み、コンクリートの風合いを生かしながら遮熱効果が得られる仕様を確立した。
 遮熱性能の実験では、通常の仕様に比べて表面温度で13.4℃、裏面温度4.0℃の低減を実証。室温の低下とエアコンの消費電力の削減効果を確認した。「コンクリートの風合いを損なわないクリヤーの遮熱塗料といった点で、建物オーナーや設計士にインパクトがあると思う。打ち放しコンクリートの室内の暑さ解消に貢献する仕様として提案していきたい」と拡販を図る。