ふっ素樹脂融合無機系塗料で差別化

大日本塗料

 大日本塗料は6月、住宅塗り替えブランド「EXTRA(エクストラ)シリーズ」に「EXTRAスマイル無機」及び「EXTRAアクア無機」を投入した。同社の無機系塗料の上市は初。市場参入を機にハウスメーカーなどスペックイン活動を積極化している。
 今回投入したのは、弱溶剤二液形「EXTRAスマイル無機」と水性一液形の「EXTRAアクア無機」の2製品。メーカー各社が無機系塗料の投入で先行する中、"ハイリッチふっ素融合無機有機ハイブリッド塗料"としてふっ素樹脂の長所を差別化に据えた。
 同社は、防食用ふっ素樹脂塗料「Vフロン」を通じ、ふっ素樹脂について長年の知見を有しており、今回新製品にも「ルミフロン(R)ふっ素樹脂」(AGC製)を導入。無機質を構成するシロキサン結合を融合させることで自然光の最大紫外線エネルギーを上回る結合エネルギーを実現。更に紫外線を吸収、反応抑止、無害化するラジカル反応制御「EXTRAトリプル構造」により20年相当の耐候性、耐久性を確保した。 
 担当者は「無機系塗料の多くがふっ素樹脂を上回る性能を訴求する中、豊富な実績と信頼性のあるふっ素樹脂を採用したアピール度は高い」と説明。価格も市場訴求力に対応できる価格帯に設定し、競争力を持たせた。
 市況が厳しい中、上半期前半は前年比並みで推移するも、後半は市況もあって苦戦。下期以降は戸建て・集合住宅を対象とし、大日本塗料の無機塗料を前面に押し出し、底上げを図る方針だ。